バリカタ編

11月27日の日曜日、盛岡のクロステラスで行われた「僕らの大通フェス チョイ会議」というイベントにDJとして参加させていただきました。

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ご来場いただいたお客さんとストラテジー様、クロステラス様、出演者達には感謝の気持ちでいっぱいです。楽しくDJできました。ありがとうございました。

慣れない場所と慣れない環境でのイベント参加で学ぶことが沢山あったので、少し書き残しておきます。あくまで僕個人の復習日記なのでそこだけご了承を。

 

 

【プロデュースを任されるということ】

先月盛岡大通で開催された「僕らの大通フェス」の続きとなるイベントだったのですが、前回は仙台の「パンドラの匣」がプロデュースしていたDJステージを、「ソニックブーム」の仮代表として僕が受け持った形での開催となりました。

正直最初はなんとかなるかという気持ちで請け負った仕事でしたが、そもそもDJミキサーに機材を繋げばなんとかなっていた今までの環境と違い、そこからPA卓に繋げなければいけないというだけでも大きな不安がありました。

実際難しいことではないし、構造さえわかっていればどうにでもできるんですが、やっぱり経験のないことをぶっつけ本番で成功するのかどうか、当日まで気がかりでした。もしかしたら自分の不手際でDJみんな音が出せなくなってしまうかもしれない恐怖。何度もDJミキサー・PA卓の型番と、ネットで見れる説明書を確認して、本番は何も問題なく音を出力することができました。

音響に詳しい人であればそれの何が恐怖なのかわからないかもしれませんが、DJミキサーから先がどうなっているか見たこともないDJって結構いるんじゃないでしょうか。

どこからどこに繋げばいいのか、ケーブルの端子は何を使えばいいのか、そもそも端子の名称は言えるか、DJミキサーからPA卓は何メートル離れていてケーブルは何メートル必要か。そこから音出しでボリュームゲージの確認があったり。

何がどうなって音が出ているのか、自分の機材だけじゃなく、会場全体のことも理解しておかないといけないなと思いました。出演者全員じゃなくても、一人二人は必ず詳しい人がほしいですね。

 

【オタクという存在】

場所的には前回の盛岡大通の方が野外だし人目に付きやすいのかなって考えていましたが、野外だと少し奇抜な音楽イベントをやっていても何食わぬ顔でスルーしてゆく人が多く、意外と人の目って気になりませんでした。

それに対し今回はショッピングビル内での開催。ある程度閉鎖された空間で見渡しやすくなったせいもあると思いますが、通り過ぎや普通にお買い物しているお客さんたちの目がとても気になりました。

僕は音楽も好きで、アニメも好きで、あまり叫ぶことはありませんが、イベント会場でワイワイできるのはとても楽しいです。ですが、どこまでいってもそういう行為が市民権を得ることはないと思っています。

ショッピングビルに普通に買い物しに来た人が、遠くから聞こえる「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」というオタクの野太い叫び声を聞いて、「お?なんか盛り上がってるな?いいね!」と思うか、「うわ、オタクがなんか叫んでる…キモ」と思うか。正直なところ後者の方が多いと思います。逆に、オタク(自分)が普通に買い物しに行って、お店の中で柄の悪い人たちが騒いで盛り上がっていたとしたら、避けて通りますよね。別にそんなことないって人もいると思うし、興味は持たれるかもしれませんが。

どんなイベントをやっているのか理解して来てくれているオタクのお客さんだけでなく、何の催し物をやっているのか知らずにたまたま通り過ぎる人も多いという公共の場において、自分たちのオタク的パフォーマンスを披露するということは、お客さんを増やすチャンスではありますが、同時に一般人からの風当たりが強くなるリスクがあります。

今まで野外イベントとかそういうものに少しだけ憧れていましたが、はたしてオタク的音楽とノリを、オタクじゃない一般人の目に無理やり入れさせてでもやりたいのか、やる意味があるのか、プラスに繋がるのかどうかをしっかり考えなければいけないなと思いました。それでもやる意味が大きくなった時に初めてやるべきですよね。普通のイベントでもそうですが自己満足だけで済むならホームパーティーするべきなんです。

念のため……今回のクロステラスでは温かく見てくれる通りすがりのお客さんも多かったと思います。ジャンルは違えど同じ場所でよく音楽イベントとかやっているのもあってか、クロステラスのスタッフ様もノリノリで対応していただいてとてもありがたかったです。

 

 

 

ということで、会場の機材や構造を完璧に理解することの大事さと、一般人の目につきやすい場所でのオタク的イベントの開催について書きました。

この二つを考えながら思ったことは、結局自分たちはクラブやライブハウスに守られてるんだなってことです。

クラブに守られてるって言葉は参考にしているとあるDJさんのブログに書いてありました。その意味がようやくわかった気がします。

クラブの中にはある程度機材が揃っていて、自分の持ち物だけ管理しておけばオッケー。ケーブルの配線やスピーカーの確認などはスタッフさんがやってくれていて、防音もされていて、来てくれるお客さんはほぼ100%イベント内容を理解している人です。

なんて恵まれた環境でやっていたのでしょう。頭ではわかっていたつもりでもなかなか実感が湧きませんでした。この感情を同じ熱量で出演者全員と共有するのは難しいと思いますが、クラブという場所に対する感謝の気持ちは忘れちゃいけないなと思いました。当たり前のことですけどね。

 

 

 

てことで、ホント色々勉強になりました。改めまして関係者の皆様ありがとうございました。

 

特殊な場所での開催の効果もあってか、久しぶりに会う知人や、普段クラブイベントでは来ないであろう知人も沢山来てくれました。こういうのは公共の場で開催する際のメリットというか、嬉しい部分ですね。

アイドルさんたちも素敵なパフォーマンスでした。正直舐めてました。あれはファンが付くのがわかります。われらがDJ陣の自称イモ顔の人もチェキ券買って並んでました。

 

アイドルのChairmans、Caryaさん、えーるらるむ、シンガーの紗也香さん、共演していただきありがとうございました。アイドルメドレーのDJもやらせていただいて、ハピマテで踊ってくれたゆいまるちゃんには助けられました。ありがとう。

DJ参加のりんりくちゃん、ユウさん、りかりん★、snapknitのかぬかくんとイモゴシックくん、急遽参加のイクミくん、会場準備から手伝ってくれてありがとう。しっかり盛り上げられたのではないでしょうか。

 

写真はsnapknit+イクミくん。

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りかりんの盛り上がりを見てサイドMCを諦め、このあと隣のゲオで借りた音源を流すという芸の準備をするため瞑想にふけるイクミくん。

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その後。

 

猫。

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