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俺の屍を

毎度、僕が出させていただいているイベント『ソニックブーム』。いつもパフォーマンス公募という企画をやっているんですが、次回からその公募選考のルールが変わります。詳しくは以下のツイートを。

簡単に言えば、従来の抽選システムと違って、動画投稿によるオーディション形式になりますということです。色々ご不便でしょうが何卒。

 

 

 

今から書くブログは、昨日途中まで書いて、全部消して、「こんなこと書くもんじゃないな!」と思ったものの、今日また色々考えてたら我慢できなくなってきたので、やっぱり書き残そうと思い立ったものでございます。

なのでそれなりに恥ずかしい文章で、普通に遊びに来てくれるお客さんには関係のない、むしろ考えてほしくないことなので、半目で、半笑いで読んでやってください。

 

 

 

「歌やダンスでお客さんもステージに立てるよ!」というこのソニックブームのパフォーマンス公募企画。今までは出場希望の人の中から抽選で出場者を決めていました。とんでもないルールだったのは承知の上です。

つまり技術なんて関係なし、あらゆる困難をすっ飛ばして一気に注目を浴びることができるシステム。夢のようです。

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このシステムで公募始めようとしたのは自分じゃないけど、必要なのは運のみというある意味これ以上なく公平な選考だし、最悪技術がなくても他の出演者でカバーするから、出場が決まった人たちには、このチャンスを存分に活かしてほしいな(活かしてくれるだろうな)と期待しながら、今まで続けてきました。

そしてこのパフォーマンスのときのDJが意外と大変なことは今までの経験で知っているので、僕が率先してやっていました。

さっきも書いたとおり、技術がなくてもいいんです。まぁあれば僕たちも安心できるのですが。要はたまたま抽選で受かった人が、ステージに立ち、「ダンスはなんて楽しいんだろう!」とか、「悔しい!また絶対にレベルアップしてあのステージに立ちたい!」とか、そういうきっかけになってくれれば嬉しいなっていう、引き金の役割になれればいいなと思っているんです。当たり前ですがプレイヤー自身だけでなく、見てくれたお客さんの感情を揺さぶる引き金にもなれば大成功ですね。

そんな素敵な経験をしてくれるのであれば、DJ担当の僕としても嬉しいし、それなりに大変だけど、サポートするから俺にもっと指示してくれ!って感じでした。実際「こうこうこういうタイミングで曲流してください!」って言ってきた人も何人かいて、とてもやりがいがありました。

詳しくは知らないけど、お客さんとしては賛否両論だったと思います。はっきり言って見るに耐えない人がステージに上がることもあるし。でもなんだかんだ言ってフロアから人がいなくなることもなく、温かい空間作りに協力していただけました。本当にありがとうございます。

 

でも、あまりにもプレイヤーとして相応しくない人がだんだんと目に付くようになって来ました。技術面というよりも、礼儀とか、思いやりとかの話です。

あんな大勢の観客の前でのパフォーマンスなんて大仕事に自分から応募したはずなのに、意識が低い。

晒しあげるつもりもないし、ご本人を攻撃するつもりもないので詳しいことは言いませんが、出演者やライブハウススタッフに失礼な言動、やる気のない態度、自己評価が高すぎてお客さんの迷惑なんてまったく気にしていないパフォーマンス、などなど。もちろん全員ではありません。

こんな当たり前に誰でもステージに立てる環境にしている、僕自身にも責任を感じてきました。このままではフロアのお客さんにも失礼ですし、何より僕が限界です。

 

 

少し話は逸れますが、僕がソニックブームで一番手にDJをやらせてもらっている理由は、このイベントにおいて僕が最弱だと思っているからです。

お昼からのイベントではどうしても開場すぐはお客さんが少ないときがあり、一番手のDJって難しいし、孤独です。でも腐っても一番手。最弱であり最重要位置(?)。スタートの役割を把握して、しっかりとキュルチキキュルチキDJします。

自分の出番も終わり、時間が経つにつれだんだんと増えてくるお客さん。他の出演者を信頼しているからこそ、自分の時間にフロアがガラガラでも「後は任せたぞ」とブースから降りて絶命することができます。残機0。もちろんバトンタッチが近づいたらなるべくフロアに人を集めるようなプレイを心がけます。

 

準備期間で言うと2、3ヶ月くらい前から、フライヤーやらホームページやらツイッターやら肝心な自分のDJやらを整えていって、いざ当日の開始30分~40分プレイをし、CLOSEまで運営スタッフの業務をこなし、ようやくイベントが完成するんです。労力は違えど、どこのイベントもそうです。

スタッフ一人ひとりがそんな思いをして作り上げているイベントなのに、自分よりも良い時間帯に、自分よりも多いお客さんの前で、自分よりも意識の低い人間を、そう易々とステージに立たせるわけにはいかない。

僕だけがそんな思いするならまだしも、もっともっと練習して頑張っていた人間が、抽選くじで落とされて、受かった人間がてきとうに何も考えずに注目を浴びる。そんな光景さすがに見てられません。

 

 

動画投稿してもらい、スタッフ間で話し合い、出場者を決める。住んでる場所もバラバラなスタッフたちではけっこう大変な作業だとは思いますが、その苦労を増やしてでもやりたくて、この方式を提案させてもらいました。

今までがなあなあ過ぎたんです。僕たちもお客さんに甘えすぎました。ソニックブームのお客さんは皆さん優しいので。

 

この新システムによって様々な問題や課題が出てくることも承知です。技術だけでなく気持ちも選考基準ですとは言ったものの、送られた動画とメッセージだけでその気持ちを本当に見抜けるのか、とか。

やっぱりだんだんとプレイヤーが固定されてきたときの応募者の減少が一番の気がかりですが、そうなったらそうなったで仕方ないのかなとは思っています。それと比べても、誰でも簡単にステージに立てるという今の状況の方が危ないと、僕は思っています。またやり方変わるかもしれないしね。

 

 

そんな、パフォーマンス公募のルール変更に対する僕の思いでした。

とにかくステージに立つ以上、技術向上の努力は当たり前。そしてそれ以上に気持ちが大事ってことです。そういうとこに重点を置いた選考を心がけますので、とりあえずは気楽にご応募ください。全然気楽にさせないブログだったけど…。

 

 

 

なかなか自分の意見を大きな声で言えない人間なので、この選考ルール変更の提案するだけでも体力使いました。自意識過剰なだけなんだけどね。

 

この先~は この先~は

 

ソニックブームのホームページ今作り直してるからもうちょっと待っててください。

変身への配慮

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ソニックブームに初めて来ていただいたお客さんからはよく、「コスプレさん多いね」って感想をいただきます。

他の音楽イベントでのレイヤーさんの割合に詳しくないので実感はありませんが、もしそのとおりソニックブームでのレイヤーさんの割合が高かったとして、それは前身となった(と僕は思っている)イベント『LEVEL5』から続くお客さんへのルールの周知と、何よりもレイヤーさんたちの協力の賜物だと思っています。ありがとうございます。

 

僕は2010年のLEVEL5からアニソンDJをやり始めたんですが、LEVEL5立ち上げの頃はDJのこともアニメのこともコスプレのことも詳しくなかったので、イベント運営やらイベントに対するお客さんからのクレーム受け止め係みたいなのは先輩DJ達に任せっきりでした。後から聞けばコスプレ関係の不満も色々言われていたそうで、ホント、先輩達は苦労したと思います。

今でこそアニソンクラブイベントはコスプレできて当たり前って認識が広まり、もはやコスプレできないアニソンクラブイベントがわざわざ「コスプレできません!」と注意事項に大きく書いているのを見たことがあります。

でも、そもそも文化の違う「アニソン」と「クラブ」の融合なんて難しいことを行っているのに、さらに文化の違う「コスプレ」が当たり前に組み込まれていることを、もう少し考え直さなければいけない時期かなと思います。

 

僕がLEVEL5に参加し、コスプレさんの常識やマナーを知るまでは、正直まったく逆の認識でいました。

コスプレはみんなに見られたいためにやっていることで、写真はバンバン撮られたいだろうし、自己主張してナンボって感じだろうなーと考えていました。今考えれば失礼なんですけど、普通の人から見たらそういう認識の人っていっぱいいると思うんです。

でも実際は許可なく写真なんか撮っちゃ駄目だし、別に不特定多数に見られたいからコスプレしてるわけでもないし、レイヤーさんにはレイヤーさんなりのマナーや信念があるわけです。

新しくアニソンイベントを立ち上げ、そこにコスプレを組み込むとき、何もわからないスタッフたちはここで大きく挫折するのだと思います。

 

音楽イベントはワイワイ騒げる場所だし、場合によっては許可なく写真も撮られ、それがイベントの様子としてホームページやネット記事として取り上げられたりします。写真や動画はイベントの様子を伝える手段として一番効果的ですしね。音楽イベントに慣れてる人なら、自分の盛り上がっている写真がネットに上がったところでなんとも思わないでしょう。思っても「うわ自分めっちゃ不細工な瞬間撮られとるやんけバリウケる」くらい。

でもレイヤーさんはその逆。衣装もグダるし化粧も落ちるから騒げない。写真が勝手に使われたらたまったもんじゃない。

この2つのズレを埋めていくのが大変で、なんらかのかたちで「コスプレできるけど、音楽イベントですし、騒いでも大丈夫な格好でね」っていうことを教えていかなければいけないんです。

つまりこちら側のルールを伝えて、レイヤーのお客さんからこちら側に歩み寄っていただく。ということは、こちら側もレイヤーさん側のルールを守って、歩み寄らないと駄目ですよね。なので、「写真は撮らせていただきますが、ネット等に公開の際は被写体に許可を得ますね」ってことも伝えなければいけない。こういうお互いのルールを尊重しながらも、どこまで歩み寄るかが大事だなと思います。元々まったく異なる文化なので、お互いの主張ばっかりぶつけていてはいつまで経っても平行線です。

 

って感じなので、
今当たり前にアニソンクラブイベント=コスプレ可っしょ!という認識でてきとうにイベントをやってしまうと、色々危ないのかなとは思っていました。アニソンクラブイベントでコスプレ参加に慣れている人ならだいたいの雰囲気はわかるでしょうけど、フライヤーにコスプレ可と書いている限りは、クラブイベントに行ったことのないレイヤーさんにもコスプレで参加してほしいじゃないですか。そのためにもこちらからレイヤーさんに伝えるべき注意事項は伝えて、「イベント行ったら思てたんと違った…」って事故のないようにしたいですねって話でした。必要なスタッフの人数や着替え場所の確保も関わってくるし、無理なら無理で、下手にコスプレ可にしなくてもいいと思います。

あと、その「レイヤーさん、お客さんの顔が写っている写真はどこまで公開してオッケーなのか」っていうのはイベント毎に違うと思うので、お客さん側も不安であればスタッフに問い合わせてみてから参加するかどうか決めるっていうのがいいと思います。

 

で、
ソニックブームに関しては、コスプレさんに限らずお客さんの顔はできるだけ写さないように。ガッツリ写ってる写真はネット等での宣伝やレポートに使わないって精神でやっています。たぶん。

本当はフロアが盛り上がっている写真なんてイベント的には宣伝になるのでバンバン使いたいんですが、この「お客さんたちが嫌がるかもな…あとレイヤーさんにも配慮しなきゃな…」っていうのが頭をよぎって、なかなか使えない良い写真っていっぱいあるんです。

あと僕自身もナルシストで不細工な瞬間の自分見られたくない派なんで、そこ配慮してますね。かっこいい写りじゃなければ嫌です。

突然ですがこちら去年の11月、八戸の居酒屋における僕の「ヤンス顔」でございます。

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最近ハマった東京ゲゲゲイというダンスパフォーマンス集団。ハマるのが相当遅いです。なんでもうちょっと早く見なかったんだろう。とても素敵ですので是非。

美味しいカツ丼を目指して

ソニックブーム ROUND6、無事終了いたしました。ご来場された皆様ありがとうございました。

 

毎回毎回毎回毎回、イベントの感想を書くと後がなくなるのであまり書きたくないんですが、今回も写真を撮ってない代わりに感想文書きます。許してね。

 

 

今回ワタクシは、公募パフォーマンスで出場した『SixGravity』の皆さんのことを、この場を借りて褒めちぎりたい。

 

SixGravityとは、『ツキウタ。』というCDシリーズ、及びそのアニメ作品に出てくる男性アイドルユニットの名称です。僕はツキウタあまり詳しくないのでこの説明はこのくらいで…キャラクター何人かと楽曲何曲かわかるくらいなんで…ごめん……。

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これの上半分がSixGravity。

 

今回出場したSixGravityは、そのキャラクターたちのコスプレをし、ダンスをする女の子たちのユニットというもの。みなさん普段からコスプレされてる方々(だったはず)。

正直、ダンスがめっちゃくちゃうまかったから感動したっていう訳ではないです。いや普通にうまかったけど、ダンスのクオリティだけを汲み取るのはちょっと違うかなって感じでございまして。

 

何回か言ってますが、僕は絶対にパフォーマーの気持ちや想いが観客に伝わるものだと思っています。少なくともこのSixGravityの皆さんからは作品愛が溢れまくり、CLUB CHANGE WAVEの入り口まで彼女たちの愛で浸かっていました。溺れるかと思いましたが、なんとか空気タンクを背負っていたことにより生存しました。

この愛の伝わり方は素晴らしいなと感動すると同時に、少し不思議な気持ちでした。

ダンス本当にしっかり練習してきたんだなってのは伝わるけど、程度は違えどそれはみんな同じだろうし、好きなアニメ作品の曲で踊るっていうのは、そんなに珍しいことでもないし。

 

僕の予測なので説得力とか皆無ですが、この愛の伝導率の高さは、おそらく彼女たちがコスプレイヤーさんだからこそなのかなって考えていました。

普段からキャラクターに成りきることに徹するレイヤーさんたちは、キャラクターを自分に憑依させることに長けていると思うんです。

他作品の名前を安易に出して申し訳ありませんが、ユーリ!!! on ICEではその「成りきる事」が、表現においてとても重要なポイントになっていることが描かれています。男をポイ捨てする女に成りきる勇利(結局その後カツ丼に成る)、魔女に成りきるギオルギー、そしてJJはJJという最強の自分自身に成りきるときに力を発揮しているような気がします。

なので、成りきることは当たり前にこなして、その成りきるキャラクターのことも作品も大好きで、ダンスという技術面もちゃんと練習してきた彼女たちだからこそ、あの素晴らしいステージができたんじゃないかと思います。好きなアニメの曲だからというだけでは、自分がダンスが得意だからというだけではできない部分、「キャラクターに成りきる」って、なかなか面白いなーと思いました。

 

最近僕がユーリを見てそういう部分を学んだってだけで、確かに今までキャラクターに成りきったレイヤーさんたちのパフォーマンスって、ほぼ確実にお客さんのハート掴んでいたなって思い出しました。やっぱり伝わるもんっすよね。

 

 

 

DJには仙台からネモトさんが参加してくれました。

基本的に気になっているDJさんは僕がネットストーカー済みなので、ああ、この人があの…って感じです。いやずっと見たかったんです。

いつもいつもイクミくんが連れてきてくれる宮城DJの方々は盛り上げる盛り上げる動く動く。ソニックブームみたいなライブステージとDJが一体になったイベントは、まさにピッタリな場所ではないでしょうか。

観客はもちろん、ゲスト出演してくださった方々にも楽しんでもらえていたら嬉しいです。

 

 

 

バンドでは棚からマキコが今回のソニックブームをもって解散ということで、もうステージに上がってきた段階で僕が涙ぐんだことは内緒。それはそれで失礼なんですが、このままでは泣いてしまうと思って、ライブ中ちょいちょい目を逸らしてしまいました。

今までのライブ活動、本当にお疲れ様でした。最後まで口下手で直接ご本人たちに伝えられませんでしたが、結構寂しいんです。また別の形でもメンバーの皆さんと会いたいので、是非ともまた機会があれば。

 

 

 

今回のソニックブーム開催は個人的に色々ありまして不安要素が沢山だったんですが、これまたスタッフたちに助けられました。いつも助けられてはいますが、改めて実感しましたね。

一人では成り立たない上にナマモノなので取り扱いが難しいのがイベントというものですが、だからこそ目標達成に向けての努力や成果は気持ちのいいものです。

一人ひとりに支えられていることを忘れないように。僕が忘れかけてたら頭にトンカツを乗せながら教えてくださいませ。美味しくいただけます。

 

 

 

出演してくれたSign、棚からマキコ、NO!BROTHERS、

つなじさん、まほっっっちちゃん、

りかりん★、かぬかくん、イクミくん、仙台からネモトさん、

公募枠出場のりせのんさん、がちゃらんさん、Free Spirit、ニッコウさん、ざき姉、シュウくん、ウゼータさん、いずみちゃん、たきにきちゃん、SixGravity、

スタッフお手伝いしてくれたコウキさん、たこさん、ちばみちゃん、あきとちゃん、エリンギちゃん、

撮影スタッフのひろさん、いつも写真提供してくれるケケくん、

イラスト描いてくれたあやちゃん、

CLUB CHANGE WAVEのスタッフ様、フライヤー・ポスターの設置にご協力していただいた皆様、

主催のBABOOさん、

ご来場してくださったすべてのお客様、

本当にありがとうございました。めっちゃ楽しかったです。

 

 

 

 

で、自分のDJはどうなんだって話。

まだまだ修行が必要ですね。

こちらはトイレでBABOOさんに感謝される僕です。なんで撮ったの。

厚底

明日です!!!!!

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ソニックブーム ROUND 6。バッチリ新年のご挨拶ぶちかまします。

午後2時30分から会場入れますので、皆様是非。

バンド・ダンス・歌・DJなどなど、楽しみですね。

詳しい情報はホームページでチェックよろしくです。

http://sonicboom-morioka.com/

 

僕は一番手です。出演者の中ではレベル最下層なので、ソニックブームの底上げ頑張ります。

 

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なんのピロシキ

大晦日です。ところでアニメの『ユーリ!!! on ICE』が最高でしたということを言いたい。

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絵もストーリーも演出もテンポも音楽もすべて好きだったので最後までスルッと見れましたし、フィギュアスケーターのキャラクター達の葛藤が、DJでも同じことが言えるなと感じて見ていました。おそらく見る人によってそれぞれ重ねる姿が違うと思います。

 

演技を途中で失敗しても、それを持ち直せるくらいの技術と強い精神があるかどうかが大事で、「ここで失敗したから次の技で巻き返そう」っていうのは、DJの「思っていたよりお客さんの反応が薄いから、次に流す曲はもうちょっと考えないとな」とか、「思ったより時間がオーバーしそうだから、流せる曲はあと数曲だな」とか考えてるときの気持ちに似ているような気がして、失敗したときに落ち込んでいたら絶対に駄目なんですよね。

 

スポーツに疎い僕はフィギュアスケートが技術と演技の二つで採点していることもこのアニメで知ったんですが、選手の中には技術があるけど演技がイマイチな人がいたり、逆に気持ちを込めて演技力がずば抜けていても技術がそこそこな人がいたり。

DJでもめっちゃ繋ぎうまいのに表情がつまんなそうな人がいたり(それはそれでかっこいい人もいるけど)、楽しそうに動いてお客さんをノらせてるけどよく聞くと繋ぎはからっきしな人もいたり。

あとは選曲のセンスとか、その曲はお客さんに合わせたものなのか、自分がどうしても使いたかった曲なのかとか、普段の性格だったり、交友関係だったり。

色んな人がいるけど、スケートリンク(DJブース)に立つときは一人で自分と戦わなくちゃいけなくて、でもやっぱり自分一人の力では限界があって、周りの人たちの応援や嫉妬が必要だったり。

そして最終的には技術力とか演技力は当たり前に必要になってきて、一番大事なのは精神面の管理で、そこが落ちただけですべて台無しになるくらいの結果になってしまうんだけど、それはどんなプロでもモチベーションを保つのは難しいことで、んーーー勉強になるというか、改めて確認させられるっす。

 

あとそういう視点で特に印象的だったシーンがあります。

主人公の勇利が演技するとき、いつもコーチのヴィクトルのことを思って滑ってるんです。ヴィクトルを惚れさせるくらいの気持ちで「僕のことを見てて!」状態なこと。大勢のお客さんが見ているのに。

少し話は逸れますが、某有名フェスの主催の方が「イベントをやって誰が一番幸せになるかを具体的に想像すると、成功するかもぞい」って感じのことをブログに書いていました。

そしてずっと前にテレビで見たんですけど、歌の先生みたいな人が歌下手な人にうまく歌う方法を教えるという番組で、その先生が「誰か一人大事な人に必死で伝えようとすれば、結果的に多くの人間の心を揺さぶることになるぞい」的なことを言っていました。

多くのお客さんを魅了するにはそれぞれの好みに合わせてやらなきゃいけなくて…でもみんな好み違うしな~とかいう安い思考に陥る自分にとって、この「誰か一人を確実に感動させなさい」という教えには、いつもハッとさせられます。今回もユーリにそれを言われた気がしました。

パフォーマンスを披露する上での必死さや想いっていうのは、不思議と事情を知らない人にも伝わるものです。もちろん大勢の顔が浮かべばいいのでしょうけど、一人にでも確実に想いを伝えるようなプレイが必要じゃないでしょうか。

大好きなラッパーShing02のインタビューで言うところの、「ヒップホップをやることが終着点じゃなくて、ヒップホップを使って何を伝えるかが大事だから」ってやつですね。たぶん。違います?え?違います?

 

あとあとあともうひとつ。一番やべぇ、DOPEでILLMATICなセリフだと思ったのは、ヴィクトルの「他人のモチベーションをあげられない人間が、自分のモチベーションをあげられるのかい?」です。逆だと思ってました。確かにその通りですね。

 

 

とにかく良いアニメでした。ちょっと無理して「DJ的には~」って感じに感想を書きましたけど、もう本当にそんなの関係なく最高のアニメでした。劇中曲CDまだ買ってません。買う用意はできています。よろしくお願いします。皆さん、よろしくお願いします。

 

 

 

大晦日ですね。あと一時間ほどで年が明けます。今日は鼻毛を抜きました。良いお年を。

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